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一人暮らしの生活費の平均とは?生活費を上手に管理して節約しよう
2023.02.03
2023.02.03
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凸版印刷株式会社
一人暮らしを始めるにあたり、気になるのが生活費ではないでしょうか。生活費の目安がわかれば、無理なくやりくりすることができます。

本記事では、一人暮らしの生活費の目安を紹介するとともに、生活費を節約するポイントを紹介します。

一人暮らしの生活費の平均データ

総務省統計局の「家計調査年報(家計収支編)2021年」によると、単身世帯(全年齢)の生活費の目安は以下のとおりです。
費目月額
住居費22,118円
食費41,731円
水道光熱費11,383円
家具・家事用品費5,830円
保健医療費7,703円
交通・通信費18,916円
被服費4,843円
教育費8円
教養娯楽費17,654円
その他消費支出24,860円
合計155,046円
出典:「家計調査年報(家計収支編)2021年(令和3年)Ⅱ 総世帯及び単身世帯の家計収支」(総務省統計局)

一人暮らしの1ヶ月あたりの生活費の目安は15万~16万円となります。ただし、住居費は持ち家や社員寮、県営住宅なども含まれているので注意しましょう。実際に賃貸住宅を借りて住むとなると、家賃は平均5万~6万円程度はかかるといわれています。

生活費の目安は、住んでいる地域や性別によっても変わってきます。地域別、男女別の一人暮らしの平均生活費もみていきましょう。

地域別の一人暮らしの平均生活費

地域別の一人暮らしの平均生活費の目安は、以下のとおりです。
地域 平均生活費
(住居費は含まず)
北海道・東北地方 125,486円
関東地方 138,273円
北陸・東海地方136,786円
近畿地方130,261円
中国・四国地方125,070円
九州・沖縄地方127,678円
地域別の平均生活費を比較すると、関東地方、北陸・東海地方、近畿地方はほかの地域よりも生活費が高い傾向にあります。加えて、都市部では家賃が上がる傾向にあるため、住居費を加えるとほかの地域に比べてさらに生活費が高くなることもあるでしょう。

男女別の一人暮らしの平均生活費

一人暮らしの平均生活費は、性別で変わります。男女別の一人暮らしの生活費は以下のとおりです。
費目 男性(34歳以下)女性(34歳以下)
住居費34,179円38,400円
食費39,821円29,405円
水道光熱費7,041円8,530円
家具・家事用品費6,595円7,440円
保健医療費3,533円6,251円
交通・通信費10,017円12,297円
被服費3,737円10,314円
教養娯楽費21,220円17,964円
その他消費支出 (美容・交際費など)17,035円24,617円
合計143,178円 155,218円
一人暮らしの男性と女性で比較すると、男性は食費が高くなり、女性は美容や交際費などにお金がかかる傾向にあります。

生活費の合計額は、女性のほうが1万円程度高めです。

一人暮らしの生活費を節約するポイント|項目別

一人暮らしの生活費を抑えるには、支出を項目ごとに分けて確認し、それぞれでどのように節約するかを考えることが大切です。

項目別に一人暮らしの生活費を抑えるポイントを紹介します。

家賃

一人暮らしをするにあたり、一番大きな出費となるのが家賃です。家賃を低く抑えられると、年間の固定費を大きく削減できます。

家賃は部屋の広さだけでなく、住むエリアや条件によって変わってきます。例えば、郊外だと5万円程度で住めるような物件が、都心部では2倍近くするということは珍しくありません。

住むエリアにこだわりがなければ、郊外で物件を探す、駅から少し離れた物件を選ぶといった工夫をすることで、家賃を抑えることができます。

水道光熱費

水道光熱費については、こまめに節約を意識しましょう。「ちょっとだけだから…」と出しっぱなし、つけっぱなしにするのが習慣になっていると、当然、水道光熱費の増加につながります。

水道代については、水を出しっぱなしにしない、食器の洗い方を工夫する、節水シャワーヘッドを取り付けるといったことを意識してみましょう。

電気代に関しては、必要のない照明を消す、冷暖房を効かせ過ぎないといったことが大切です。また、都市ガスの部屋にこだわって物件を探すと、光熱費の節約になるのでおすすめです。

食費

一人暮らしだと料理を作るのが億劫になりやすいですが、外食や出前などが多いと食費がかさみます。できるだけ自炊するようにすると、食費を抑えやすいでしょう。

料理が面倒という方は、電子レンジを使った簡単な調理がおすすめです。また、少し多めに作って冷凍しておくと、時間がないときの食事に便利です。

できれば1週間分のメニューを決めたうえで買い物するなどして、食材を使い切るようにすると食費の節約につながります。

交通・通信費

交通費は自転車や徒歩の移動を心がけることで、抑えることができます。また、バスや電車を使って通勤・通学をするなら、定期券を購入し、その範囲内で用事を済ませるようの移動を心がけましょう。

通信費は契約中の料金プランを見直す、格安SIMを利用するといったことで毎月の出費を抑えられます。また、有料オプションや有料アプリは、改めて必要かどうかを確認し、不要なものは解約するとよいでしょう。

一人暮らしの生活費を上手に管理するコツ

計画なくお金を使っていると、支出が増えて赤字になってしまうことがあります。できるだけ出費を抑え、将来に備えて貯金していくにはどうすればよいのでしょうか。

一人暮らしの生活費を上手に管理するコツを紹介します。

食費や小遣いの予算を決める

食費は生活費のなかでも大きな割合を占めるので、予算を決めてその範囲内でやりくりするのがおすすめです。

予算を決める際は、収入の2割程度に食費を抑えるとよいでしょう。手取りが20万円であれば4万円、15万円であれば3万円が目安です。

また、小遣いも自分の収入と生活費の目安を考慮したうえで決めておきましょう。収入から家賃や水道光熱費、食費、交通・通信費などの生活費を差し引いた残りをすべて小遣いにしてしまうと、思わぬ出費があった場合に対応できません。

万が一に備えたお金も取り分けておき、そこから小遣いを決めるのがおすすめです。

とはいえ、あまりにも切り詰めてしまうと、ストレスが溜まってしまうかもしれません。たまにはちょっと贅沢をするなどして息抜きをしつつ、お金の使い過ぎを防ぎましょう。

目標の貯金額を決める

目標とする貯金額を決めて、将来に備えましょう。貯金額の目標がないと、交際費や被服費、娯楽などほかのものにお金を使ってしまい、「なかなか貯金ができない」ということになりがちです。

「1年間で〇万円貯めたい」「30歳までに〇万円貯金したい」など、具体的な数字を決めましょう。そこから逆算すると、目標額を達成するには毎月どれくらいの貯金が必要かわかります。

ただし、収支に見合った目標でないと達成は難しいので、生活費などを考慮して無理のない貯金額を設定しましょう。

毎月の収支を可視化する

生活費を管理するには、お金の流れをしっかりと把握することも大切です。家計簿やアプリを活用すると、自分が何にどれくらいのお金を使っているのか、また生活費を予算内で抑えるにはあとどれくらいのお金を使えるのかを確認できます。

毎月の収支を可視化すると、意外と不要なものにお金を使っていることや、もっと節約できることに気づけたりするものです。大まかな家計簿でよいので、付けるのを習慣にしましょう。

一人暮らしの日用品購入は「未来のチラシ®」がおすすめ

生活費を抑えるには、特売情報をチェックして日々の買い物をお得にしましょう。

食品・日用品などをお得に購入したい方は、「未来のチラシ®」の利用がおすすめです。一人ひとりのライフスタイルに合わせたお得な情報が発信されるので、節約を成功させるのに役立ちますよ。

まとめ

1ヶ月あたりの一人暮らしの生活費は、だいたい15万~16万円が目安です。もちろん、住むエリアや家賃にどれくらいのお金をかけるかで、費用は変わってきます。

毎月の支出を少しでも抑えたいなら、本記事で紹介した節約ポイントを参考にしてみてはいかがでしょうか。わずかなことに思えても、少しずつの積み重ねが年間の大幅な出費削減につながります。
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