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日焼け対策は何から始めるべき?日焼け前と日焼け後の基本ケアを解説
2023.06.29
2023.06.30
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凸版印刷株式会社
紫外線を長時間浴びると、日焼けだけでなく、シミやそばかす、シワの原因になってしまいます。肌のコンディションを良好に保つためにも、正しい日焼け対策をしましょう。

本記事では、日焼け前と日焼け後にやっておくべき基本の対策を解説します。

日焼け対策が必要な理由

日焼け対策をしておくと、紫外線を浴びることによって引き起こされるシミやそばかす、シワなどの肌トラブルを防止することができます。

紫外線は波長の長さによって3種類に分類されます。その中で、地表に届いて肌に影響を与えるのが「UV-A」と「UV-B」の2種類です。

UV-Aは波長が長い紫外線で、室内や日陰、車内にも届くのが特徴です。肌の奥の真皮層まで到達し、シワやたるみの原因となります。

UV-Bの波長は短く、屋外にいるときに浴びやすい紫外線です。メラニン色素の沈着を引き起こし、シミやそばかすの原因となります。

【重要】日焼け対策には日焼け止めが必須!

日焼け対策に使えるグッズにはさまざまな種類がありますが、やはり基本は日焼け止めクリームです。

日焼け止めクリームを選ぶときに確認したいのが「SPF」と「PA」の数値です。SPFは紫外線B(UV-B)を防ぐ効果の指標で、PAは紫外線A(UV-A)を防ぐ効果の指標を指します。

過ごす環境や利用シーンに合わせて、SPFとPAの数値を選びましょう。
  • 散歩や買い物(日常生活):SPF10~20、PA+~++
  • 屋外スポーツやレジャー(短時間):SPF20~40、PA++~+++
  • 炎天下の外出やマリンスポーツ(長時間):SPF30~50+、PA+++~++++
また、日焼け止めクリームは一度塗ったら終わりではなく、2~3時間ごとにこまめに塗り直すようにしてください。その際、肌についた水気を拭き取ってから塗るのがポイントです。

日焼け対策の基礎知識とポイント

ここからは、日焼け対策に役立つ基礎知識やポイントを4つ紹介します。

季節:冬も紫外線ケアが必要

紫外線量は夏至(例年6月21日~22日前後)の頃が最も強く、冬至(例年12月21~22日前後)の頃に最も弱まるとされています。ただし、UV-Bの量は冬に減る一方、UV-Aの量は季節による変動量が少ないとされています。

いずれの紫外線も完全になくなるわけではないので、冬でも十分な紫外線ケア(特にUV-Aケア)が必要です。

時間帯:UV-A量は1日中ほとんど変化がない

紫外線が多いとされているのが、午前10時から午後2時頃。

ピークタイム以外の時間帯は紫外線量が比較的弱まるものの、UV-A量は大きく変わりません。紫外線量が多いとされる時間でも、油断せずに日焼け対策をしておくことが大切です。

天候:曇りや雨の日も紫外線は届いている

雲が多い日や雨の日は、雲で紫外線が遮られるので地表に到達する紫外線量が減少します。

しかし、UV-AはUV-Bに比べて、雲による影響が小さいため注意が必要です。また、薄い雲が広がる天候ではUV-Bも影響を受けにくく、80%以上は雲を通り抜けてきてしまいます。

曇りや雨でも、雲の流れや天候の変化によって紫外線量が増えることも十分あり得るので、日焼け止めクリームは常に携帯しておくと安心です。

場所:室内でも紫外線の7割を浴びる

室内にいる場合はつい油断しがちですが、一般的な窓ガラスの紫外線透過率は約70%程度です。窓の近くで仕事や家事をしていれば、それなりの量の紫外線を浴び続けることになります。

屋外で気を付けたいのが紫外線の反射です。地表の状態によって反射率が変わり、冬山などにある新雪ではおよそ80%、砂浜ではおよそ25%の紫外線を反射します。

これは直接浴びる紫外線が100%+反射でその25~80%ということなので、普通に歩いているだけでかなり多くの紫外線を浴びることになります。

そのため、冬の雪山や夏の浜辺でのレジャーでは、より徹底した紫外線ケアが大切です。

今日からできる日焼け対策

1年中、時間帯や天候にかかわらず紫外線は降り注いでいます。しかし、常に日焼け止めクリームを塗るのは大変ですよね。

ここからは、毎日手軽に続けやすい日焼け対策を紹介します。

日焼け対策のグッズを使う

日焼け止めクリームと一緒に、さまざまな日焼け対策グッズを使うのも効果的。日焼け止めクリーム単体で使うよりも、より効果の高い紫外線ケアができます。

外出時に使いたいのが紫外線から皮膚を守るための「長袖」「アームカバー」などです。そのほか、目を守るための「サングラス」、髪や頭皮を守るための「つば広の帽子」「日傘」を使うのもおすすめです。

屋内にいるときの日焼け対策としては、紫外線が窓から侵入するのを防ぐための「窓ガラスフィルム」が適しています。窓からの景色を遮らない透明タイプに加え、デザイン性が高く目隠し効果も期待できるタイプもあります。

肌に良い栄養素を摂る

日焼けによる肌のトラブルを防ぐには、毎日摂取する食べ物も意識すると良いでしょう。

ビタミンAが豊富な食べ物

ビタミンAには、皮膚や粘膜を健やかに保つはたらきがあります。抗酸化作用があり、シミやくすみの原因となる活性酸素を抑制するはたらきも期待できます。

人参、レバー(豚、牛、鶏)、パセリなどの食材がおすすめです。ビタミンAは油との相性が良いため、炒め物などで使うのがおすすめです。

ビタミンCが豊富な食べ物

ビタミンCには、シミの元となるメラニンの色素定着を抑制し、活性酸素を除去するはたらきがあります。シミやくすみのケアに役立つ栄養素なので、肌のコンディションを整えたい方は積極的に取り入れましょう。ビタミンCは体外に出ていきやすいため、毎日こまめに摂取することが大切です。

いちご、レモン、小松菜などに多く含まれています。

ビタミンEが豊富な食べ物

ビタミンEには、血行を促進し、肌のターンオーバー(肌の細胞が生まれ変わる仕組み)を活性化させるはたらきがあります。血行を良くすることで、体中の細胞や組織に栄養を滞りなく届けられるようになるため、肌や体の調子を整えるサポートをしてくれます。

ビタミンEは卵、アーモンド、たらこなどに多く含まれる栄養素です。オリーブオイルやこめ油などの植物油にも含まれているので、日々の料理に使ってみてください。

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日焼けしてしまった!そんなときにすべきアフターケア

うっかり日焼けしてしまったことに気が付いたら、その日のうちにしっかりケアしておくことが大切です。

ここでは、日焼けをしてしまった後にできる対処法をふたつ紹介します。

日焼けした箇所をしっかり冷やす

日焼けした肌はやけどの状態と同じなので、すぐに冷やして炎症を抑えることが重要です。肌を冷やすときは、流水を日焼け部位にかけるか、濡れタオルなどを当てて冷やしてください。

ただし、氷や保冷剤を直接肌に当てると凍傷になってしまうことがあります。タオルやハンカチでくるんでから使いましょう。

徹底的に保湿をする

日焼けした肌は、とにかく十分に保湿することが大切です。

紫外線を浴びると角質から水分が失われ、肌のバリア機能が低下します。刺激から肌を守るため、化粧水や乳液、クリームなどを使ってしっかり保湿してください。

化粧水を塗るときは、強い力でパッティングするのは避けましょう。顔を手で包むようにして、やさしくなじませるのがコツです。赤みやヒリヒリとした痛みを感じるほど日焼けしてしまった場合は、敏感肌用など低刺激のコスメを選びましょう。

まとめ

紫外線は波長の長さによって種類が異なり、季節や場所、時間帯などによって量が変わります。ただし、UV-Aは一般的に紫外線が少ないとされるシーンでも量がほとんど変化しません。

そのため、夜間や室内でも日焼け対策をすることが大切です。

また、日焼け対策グッズや、肌トラブルの予防に役立つ栄養素を摂取することも心掛けましょう。思いがけず日焼けしてしまったときは、よく冷やしたり保湿したりして、ダメージを残さないようにしてくださいね。
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